一畳ブログ
空知椎音の妄想を書きなぐる場所です。
801的・同人的要素が強いので、注意してください。
この世のあらゆるものとはまったく無関係な唯の妄想です。
苦手な方はゴーバックプリーズ。
画面からは801mm離れて見やがって下さい。**一部に18歳以上の大きなお友達用の閲覧物があります。18歳未満のお友達は見てはいけません**
I don’t know (香←北)
下の香→北の北見ver.
きたみんは超香川好きっこなんだけど、自分のことが自信ないから疑心暗鬼になって前に進めない。
まあ、
香川も超鈍感なので、進展しないwww
進展したらそれは事故www
きたみんは超香川好きっこなんだけど、自分のことが自信ないから疑心暗鬼になって前に進めない。
まあ、
香川も超鈍感なので、進展しないwww
進展したらそれは事故www
***I don’t know***
「とりあえず足立と品川は千葉だ。アンナはギャル男とまこと、姫路で見ろ。」
テスト前日、いつものように生徒会室に集まってた新旧メンバーは元副会長の和泉の号令でテスト勉強の割り振りを決められていた。
「お、オレは?」
「お前はいい、一人でテキトーにやってもできるだろ」
「か、香川は?」
「バカは俺が何とかする」
生徒会室で堂々とタバコを吸うこの学年二位の男はソファで気持ちよさそうに寝息を立てる香川の腹にけりを入れながら、他のメンバーを生徒会室からたたき出した。
「わたしたちはアンナちゃんの教室で勉強するから」
意外と大所帯になっていたまことと姫路は嫌がるアンナを引きずりながら廊下の先に消える。
「じゃあ、僕たちはどうしようか?」
「和泉にここ取られたからな・・・・」
老化に残されたのは、学年主席の千葉、元副会長の品川と学年ビリの元生徒会長足立、北見の4人だった。
足立は「ここでいいですよ!」とその場にしゃがみこみ教科書を開いたものの、3秒足らずで寝息を立ててしまっている。
「おい、足立!お前何回連続ビリになるつもりだよ!」
とりあえず移動するぞ、と足立が広げた教科書ごと小脇に抱えて品川が廊下を歩き始める。
それにつづいて長身の千葉も廊下を進んでいくが、一瞬立ち止まると振り返って、生徒会室の扉の前でいまだ立ちすくむ北見を見つめる。
「北見くんも来る?和泉くんはああいってたけど、解らないところあるかもしれないだろ?」
不良ではない、と本人も周りの人間も言うのだけれど、その背丈と額の傷が相手に威圧感を少なからず与えているのを千葉本人は気づいているのだろうか?
その男の言葉に、虚ろな表情のまま北見は頷いて後に続いた。
足立はもう最下位脱出を諦めたのか机に突っ伏して完全爆睡し、千葉と品川がふたりであーだこーだと数学の問題を解いている中北見は一人ぼんやりと窓の外を眺めながら違うことを考えていた。
(香川は何してんのかな?)
心の中を支配するのは銀髪の友人が一人。
クラスメイトで、喧嘩相手で、生徒会の仲間で・・・・初めての友人の彼のこと。
思えば思うほど、自分が彼の――香川のプライベートなことを一切知らないということを痛感した。
(暴走族だったらしい・・・)
転校生の香川の過去をほとんど聞いたことはなかったし、又聞き程度にささやかれるのはこの地域一帯を支配していた暴走族の一員だったことくらいだ。
どんな生活をしていて、何を考えているかなんて無口で無表情な香川からは知ることはできない。
友好関係だって、校内では北見とアンナと三人でよく一緒に居るけれどそれ以外のこととなっても、友人と呼べる人間がいない北見には皆目検討が付かない。
(あのメガネとはそのときの知り合いとか・・・)
「・・・みくん、北見くん」
「あっ」
「何ぼーっとしてんだよさっきから」
ふと呼ばれる声にあわてて焦点をあわせる。
ぼーっと心ここにあらずだった北見を心配そうに覗き込む千葉と、怪訝そうな表情の品川が目に留まる。
「別に」
「何かわからないことがあったら遠慮しないで言ってね」
そう優しく声をかけるとまた千葉と品川は数学の問題について真剣に話し出して。あわてて、おかしな考えしかめぐらない頭を切り替えようと教科書に視線を落としても、数字と記号の羅列が見えるだけでそれが何を意味するのかまで考えが回らない。
頭の中をぐるぐるとめぐるのはたった一つのこと。
(わからないのは・・・)
解らないことはたくさんあった。
でも、今一番知りたいのは目の前に広げられた数学の問題尾の開放でも、英語の訳し方でもなくってたった一人のことだった。
(わからないのはあいつのことだ。知りたいのは・・・・・あいつの心だ)
もうテストなんてどうでもよかった。
「とりあえず足立と品川は千葉だ。アンナはギャル男とまこと、姫路で見ろ。」
テスト前日、いつものように生徒会室に集まってた新旧メンバーは元副会長の和泉の号令でテスト勉強の割り振りを決められていた。
「お、オレは?」
「お前はいい、一人でテキトーにやってもできるだろ」
「か、香川は?」
「バカは俺が何とかする」
生徒会室で堂々とタバコを吸うこの学年二位の男はソファで気持ちよさそうに寝息を立てる香川の腹にけりを入れながら、他のメンバーを生徒会室からたたき出した。
「わたしたちはアンナちゃんの教室で勉強するから」
意外と大所帯になっていたまことと姫路は嫌がるアンナを引きずりながら廊下の先に消える。
「じゃあ、僕たちはどうしようか?」
「和泉にここ取られたからな・・・・」
老化に残されたのは、学年主席の千葉、元副会長の品川と学年ビリの元生徒会長足立、北見の4人だった。
足立は「ここでいいですよ!」とその場にしゃがみこみ教科書を開いたものの、3秒足らずで寝息を立ててしまっている。
「おい、足立!お前何回連続ビリになるつもりだよ!」
とりあえず移動するぞ、と足立が広げた教科書ごと小脇に抱えて品川が廊下を歩き始める。
それにつづいて長身の千葉も廊下を進んでいくが、一瞬立ち止まると振り返って、生徒会室の扉の前でいまだ立ちすくむ北見を見つめる。
「北見くんも来る?和泉くんはああいってたけど、解らないところあるかもしれないだろ?」
不良ではない、と本人も周りの人間も言うのだけれど、その背丈と額の傷が相手に威圧感を少なからず与えているのを千葉本人は気づいているのだろうか?
その男の言葉に、虚ろな表情のまま北見は頷いて後に続いた。
足立はもう最下位脱出を諦めたのか机に突っ伏して完全爆睡し、千葉と品川がふたりであーだこーだと数学の問題を解いている中北見は一人ぼんやりと窓の外を眺めながら違うことを考えていた。
(香川は何してんのかな?)
心の中を支配するのは銀髪の友人が一人。
クラスメイトで、喧嘩相手で、生徒会の仲間で・・・・初めての友人の彼のこと。
思えば思うほど、自分が彼の――香川のプライベートなことを一切知らないということを痛感した。
(暴走族だったらしい・・・)
転校生の香川の過去をほとんど聞いたことはなかったし、又聞き程度にささやかれるのはこの地域一帯を支配していた暴走族の一員だったことくらいだ。
どんな生活をしていて、何を考えているかなんて無口で無表情な香川からは知ることはできない。
友好関係だって、校内では北見とアンナと三人でよく一緒に居るけれどそれ以外のこととなっても、友人と呼べる人間がいない北見には皆目検討が付かない。
(あのメガネとはそのときの知り合いとか・・・)
「・・・みくん、北見くん」
「あっ」
「何ぼーっとしてんだよさっきから」
ふと呼ばれる声にあわてて焦点をあわせる。
ぼーっと心ここにあらずだった北見を心配そうに覗き込む千葉と、怪訝そうな表情の品川が目に留まる。
「別に」
「何かわからないことがあったら遠慮しないで言ってね」
そう優しく声をかけるとまた千葉と品川は数学の問題について真剣に話し出して。あわてて、おかしな考えしかめぐらない頭を切り替えようと教科書に視線を落としても、数字と記号の羅列が見えるだけでそれが何を意味するのかまで考えが回らない。
頭の中をぐるぐるとめぐるのはたった一つのこと。
(わからないのは・・・)
解らないことはたくさんあった。
でも、今一番知りたいのは目の前に広げられた数学の問題尾の開放でも、英語の訳し方でもなくってたった一人のことだった。
(わからないのはあいつのことだ。知りたいのは・・・・・あいつの心だ)
もうテストなんてどうでもよかった。
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
カウンター
アクセス解析
P R
プロフィール
HN:
そらちしいね
年齢:
124
性別:
女性
誕生日:
1900/04/14
職業:
事務員
趣味:
妄想
自己紹介:
空知椎音です。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。
支部にも同時にUPしています。
(10932のみ支部限定)
現在視聴中(ツイッターリアタイ実況)のものは匿名、単車魔法使いです。
アニメ見れてないなあ・・・
お気軽にお声かけください!
リンクは女性向け同人サイト様に限りリンクフリーです。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。
支部にも同時にUPしています。
(10932のみ支部限定)
現在視聴中(ツイッターリアタイ実況)のものは匿名、単車魔法使いです。
アニメ見れてないなあ・・・
お気軽にお声かけください!
リンクは女性向け同人サイト様に限りリンクフリーです。