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見た目が幼女でもやっぱり殿は殿だった(みつさこ女体化)


こんばんわいつもお世話になっております。

今回は
ロリ三成×左近だよー!!

ツイッターのフォロアさんであるみつさこ神の蟹山なつお様に
みつさこ(左近ロリ化・三成ロリ化)の2パターン描いてもらってしまいまして
滾った結果がこれです。

幼女まじうまい
ホント舐めたい膝
しゃぶりたい指
かじりたい首筋。

たまんないです。






続きでロリコン左近












**見た目が幼女でもやっぱり殿は殿だった**






「殿、なんですか?!その姿は!」

春迫る佐和山。
まだ、肌寒い三成の私室の障子を開けた左近は、一息で驚きの声を上げてみせると、次の瞬間には身の丈3弱ほどの幼子をひょいと抱き上げて、その無精髭の残る頬を少女の柔肌に寄せた。

「よく俺だとわかったな、左近」
「まぁ、左近ですから。って、その髪の色と、目付きの悪さで一発でしょう」

朱色の紬に、山吹の兵児帯。
頭には椿の髪飾り。
赤茶けた髪とつり目がちなキツネ目があるとはいえ、見た目は全く十前後の少女である。
寄せられた頬のヒゲのザラつきと僅かな加齢臭に三成は目を細めてみせるも、普段は三成が近づけば近づくほどに逃げていく年上の軍師のこの変わり様に、不本意な変身ではあるがどこか得したような気分になった。

朝目が覚めてみて、己の手の小ささ、身の丈の低さに絶望もした。
普段握る戦扇など両手を使っても持ち上げることも叶わず、筆や書簡でさえも余るほどの非力な体躯。
このまま出会ったらどうするべきか。
太閤秀吉に顔向けさえできない。
そう落ち込んでいたばかりだというのに。

まるで人形を扱うような優しく柔らかな左近の態度をもっと享受していたくて幼い腕は自然とそのたくましい首筋に向けられるのだった。

「殿~。ほんとお可愛らしい」
「まあ、元が俺だからな」
「中身は普段通りで可愛らしさの欠片もありませんがな」
「そこまで変わってしまったらおしまいだろう」

とにかく、今日は筆仕事もできまいと、小姓や女中を払って、私室には左近とふたりきり。
急な用ではない限り来客すら断れと言いつけておいたから、日が暮れるまでずっと左近と触れ合うことができるだろう。

ああ。
なんという不幸中の幸い。
何という僥倖。
首筋を抱きしめる腕の力が強くなる。

左近はその三成の行動が不安からくるものだと思ったのだろう。
文机の前に広げてあった座布団の上にあぐらをかくとそっとその股座に幼い三成を座らせて、大きく節ばった男の手のひらで、やわらかなその背中を何度も撫でていく。

「大丈夫、左近がいますって」

見つめる瞳がさながら慈母のようで、ただの独占欲だとついに言葉を紡ぐことができない。
(まあ、左近が勝手に解釈しただけだ)
それすらも逆手に取ってしまおうか。
今は庇護されるべき幼子の姿である。
何をやっても「不安だから」「寂しいから」「幼子のせいだ」という言葉で許されてしまうのではないか。
しゅんとまゆをたれさせた表情のまま、三成の心は不埒な妄想でいっぱいであった。

「頼りにしてるぞ」
「もちろんですよ」

顎を引いて、大きな瞳で上目遣いに見あげれば、左近の頬が赤くなったのがすぐに分かった。



**


結局昼餉も左近の腕の中で済ませ、執務もしない無為な時間がただ勝手に過ぎていく。
ぼおっと左近の着物の端をいじってみたり、昔太閤夫妻から頂いた物語本などを手にとって見たりと、おおよそ忙しさとはかけ離れた時間が過ぎてゆく。
左近はといえば、幼く無害な(左近がそう思っているだけで)三成を良い事に、先程まで幼い顔に化粧などを施す事に勤しんでいた。
現在はといえば、肩まである赤茶けた髪の毛を自らの私物であろう組紐やら髪飾りで結わえている。
男子であった元の時代から、三成はその綺麗な顔からは想像ができないくらいに自分の容姿や着衣に関しては無頓着で、さんざん左近より進言を受けたほどであった。
しかし、左近のように丁寧に髪を撫で付けたり、結い上げたりするほどの器用さも毎日それを行うマメさも持ちあわせてはいないのだった。

「左近、終わったか」
「はい、完成です!」

背後の男の手が止まり、問いかけてみれば、満足気な左近の答えが返ってくる。
しきりに鏡でその姿を三成に見せようとする左近だったが、なぜ自分と全く顔の変わらぬ女の――しかも少女の顔を眺めなければならないのだろうかと思い、それは断固辞退した。
左近は満足行く出来だったのか「かわいらしい」などと普段は聞かないような浮ついた声を上げた。

そういえば、左近は少女偏愛の気があると聞いたことがある。
三成の頭のなかにそんな根も葉もない噂が不意に浮かぶ。
女好きを公言し、遊郭に遊びに行くほどの男であったが、そこでさえこんな浮かれた声を聞いたことがない。
そして、この三成の幼児化への反応である。

「左近、時に」
「はい、なんです、殿?」
「お前は俺のこの姿で興奮するのか?」

膝の上で真正面に向き直り、緩んだ胸元の合わせ目を紅葉のような手のひらで掴むと首を傾げて問いかける。
こんな馬鹿げたことをいきなり問いかける緊張と幼児性愛者出会ったらどう接すればいいかという戸惑いとで声が裏返ったような気がしたが、元から幼く高い声の現在の状況では気にすることの程ではなかったらしい。
現にその問いかけに左近は、少し考えたあと、太い眉毛をハの字に落としてくしゃりとその顔面を笑顔で歪ませた。

「します、って言ったらどうするんです」
「ぜ、善処しよう」
「善処って、あんたねえ・・・興奮しませんよ」

大きな手のひらが三成の頭をまた撫でた。
暖かくて、力強い、なのに柔らかなその手のひらにそっと三成は目を閉じる。

「いつもの殿じゃなきゃ、興奮なんてできやしませんからね」

消えてしまいそうな程の言葉は、そのたくましい腕に抱きしめられたせいでよく聞こえない。
頭をぎゅっと抱きしめる腕がか弱く震えているのは三成の気のせいだというのか。

「左近」
「なんですか」
「泣くな」
「泣いてませんよ」

腕の隙間からそっと左近の頬をなぞる。
この細い、幼い腕では左近を抱きしめることも、守ることも叶わない。
少女の体では背中を預けて共に戦うことも、理想を目指すこともできない。
俺は、無力だ。
絶望が眼前を覆う。
温かい左近の体さえも冷たく感じられて、それでもその熱を共有したくてその肩口に幼い頭を埋めた。




「左近、心配かけてすまん」

小さな両方の手のひらで頬を挟む。
立ち上がることでようやくその視線が座る左近と同じ高さになった。
黒い瞳のむこうに自分の知らない少女がいる。

「こんなナリでは満足に執務もこなせないだろう、それに……左近を愛することもできない、しばらくは寂しくさせるが・・・」
「え?殿?」
「何だ、俺のいいセリフの途中だぞ」
「愛するってなんですか、愛するって。執務に関してはまあ、仕方ないですけどね、最後のそれ」

ギョッとした表情で左近が擦り寄る三成を引き離す。
きょとんと首を傾げたその姿はまさしく美少女である。
しかしどうだろう。
彼――いや彼女の口からこぼれ落ちたその言葉は。

「言葉通りだが?左近が少女性愛の持ち主であったならば、何とかしようとは思っていたのだがな・・・そうでないのなら、何もついていない絶壁そのものの俺の体ではお前を」
「って!今までの真面目な話はどこにいったんです、あんた!」
「いやまじめに考えている」

ああ、と唸って左近が眉間を抑えてうずくまる。
そうだ、この眼の前の主人はこういう男だったではないか。
可愛らしい容姿と、ひ弱な体躯が左近に幻想を見せていただけなのだ。
確かに義に篤く、理想化で高い志を持つ最高の主君である。
しかし一方で本能に忠実で左近に対しての執着と独占欲と、その溢れだす変態的な思考は左近の手に余るものであったのだ。
形が変わったからその本質までも変化するわけがないのだ。

「まじめに考えたのだよ。もしこのまま、この姿が続いたとなれば左近を満足させるためには俺が張形をつけて愛するか、この手をそのみだらな孔にだな・・・」
「と、との・・・もう」
「何だ、まだ俺の考えを聞いてもらわねばならぬのだよ。そこから左近が一番どれがいいのかを選んでだな」

ふむ、と腕を組んで一声唸り声を上げた少女の姿はまさに、形は変われども左近の尊敬し信頼し敬愛する石田三成そのものであった。
それを認識するのが、閨房での事柄であったのが、非常に遺憾ではあったのだが。

(ああ、早く)

早く元に戻って欲しい。
純粋な幼子の口からそのような言葉など聞きたくなかった。
左近は心のなかで大きく、殿の帰還を祈っていた。





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