一畳ブログ
空知椎音の妄想を書きなぐる場所です。
801的・同人的要素が強いので、注意してください。
この世のあらゆるものとはまったく無関係な唯の妄想です。
苦手な方はゴーバックプリーズ。
画面からは801mm離れて見やがって下さい。**一部に18歳以上の大きなお友達用の閲覧物があります。18歳未満のお友達は見てはいけません**
キッスのお作法、教えます ちび金編(兄ちび金)
先週ツイッターでアラブった「キッスのお作法、教えます」広告派生の気持ち悪い小説(ちょう短い)です。
だって、すごく、BL漫画っぽい名前なんだもん、いかんよ!いかんよ、ロー●製薬!
わたしのすごいツボに入ってしまって、
このオフ本作りたい!ってくらいはまりましたwwww
たぶん、何CPか書くかもwww
APHならフラルー、DRRR!!はイザシズかユマドタだなあなんて。
なんてね。
とりあえず、懲りなくしょた金受けなんで、気にしない方だけ、つづきで本文です
**キッスのお作法、教えます ちび金編**
寒咲は8つ歳の離れた真護の手をつなぎ繁華街に来ていた。
今日は妹の幹はいない。
右手にまだぷにぷにと柔らかい真護の手を握り、背の低い彼に合わせてゆっくりと道を歩いていく。
ザワザワと喧騒の広がる休日の街。
若い人、年寄り、男、女、一人、二人、グループ様々な人間が広がる場所に、小さい真護はキョロキョロと視線をさまよわせる。
「あれは何?」
「くすりやさん」
「あれは?」
「おうちやさん」
「あのひとたちは?」
「うーん、あれは高校生」
「こうこうせい?」
「おれみたいなやつら」
「へえー」
つないだ手の反対側、真護は自分のあいた右手で街に並ぶものを差しては首を反らせながら寒咲にハテナマークを語尾につけながら問いかけて行く。
寒咲もその何々攻撃を無視するでも無く、ひとつひとつ、彼の分かる理解し得る範囲の言葉で返して行く。
普段、幹の前では兄貴分ぶっているのか、表情が乏しい少年だったが、時折二人で歩く時に見せる、うつむいてはにかむ姿が年相応で、ひどくいとおしく見えた。
「あれは?」
「え?」
「何してるの?」
進んだ先の公園のベンチで、セーラー服の少女と、学ランを着た中学生が二人手をつないで接吻を交わしている。
なに?
無垢な真護の瞳が寒咲を見上げる。
まだこの少年には早い事柄。
純情な真護はその行為が判らない。
「うーん」
寒咲は答えに詰まる。
どう答えていいものか、高校生にもなってきすの一つや二つしたことはあったが、それを小学生の少年にどう伝えるべきかはひどく悩むところだ。
(おれのことばでせいちょうのしかたがかわっちまうかも)
不意に不穏な考えが頭の中を駆け巡る。
変な知識を植え込めば、寒咲に懐いているこの少年は鵜呑みにして間違った知識を【正解】だと思い込んでしまうだろう。
(でも、)
(この年で、いろいろ現実つきつけるのもなー)
うーん
空いた左手を顎に当てて、しばし考えこむと、じいっと丸い黒曜の瞳を持った少年の背丈までかがんでにこりと笑いかける。
「あれは”キス”っていうの」
「きす?」
「そう、すきなひととするやつだ」
よしよし、
寒咲は内心で大きくガッツポーズをする。
これならば間違っていない。
変な夢も、イヤラシイ現実も無い。
客観的な事実、である。
「おれもできる?」
「うーん、真護にはまだ早いかな」
「とおじにいちゃんはした?」
「う・・・・うん、」
純粋な瞳に寒咲の視線がぶれた。
別に一線は越えていないし、子供のような唇を合わせるだけのそれだったのに、なぜどうようする必要があるのだろうか。
(うしろめたくなんか、ない!)
そう心に念じてみても、まっすぐな瞳に心臓がバクバクと脈動する。
首筋まで心臓がせりあがってきているみたいで恥ずかしい。
「なんでとおじにいちゃんはできておれはできないの?」
(なんで?)
(なんでって、なに?)
(なんだろう?)
子供の質問は純粋すぎて時に残酷だ。
知識が無いからか心理を常にまっすぐついてくる。
解らないことは分からないままにしない、わからないならば聞く。
それが彼らにとって善であり、正しい行いだ。
解らないことを解らないままにしてはいけない、そう大人は何どもいう。
だけれど、そう教える大人は知らない。
その言葉がいつか自分の首を締めるということを。
まさに、寒咲の首は大切に育てた弟のような存在にぎりぎりと湿られていて、問われた質問は喉の奥で詰まって言葉にならない。
うまい言い訳も、切り返しも思いつかない。
「うーん」
「・・・・・・」
「それはなー」
回転がいいとは言えない頭をフル回転させる。
ぐるぐるぐるぐる。
「キスには、免許がいるんだ」
「めんきょ?」
「そ、そう、めんきょ!!下ことある人にやり方とか、教わって、他の人としてもいいよ、って言われるまでしちゃだめなんだ!」
言ってしまった。
言ってしまってから、寒咲はひどい虚脱感に襲われた。
夢見がちな妄想は言わないと、そう思っていたのに「キスには免許が必要」なんて与太話を考えつかないがためにポロッと口に出してしまった。
さすがにこんな白々しい嘘は10にも見たない子供だとしてもわかるだろう。
ため息を大きくついて寒咲は目の前の少年に視線を戻す。
「ごめん、真護あれはうs・・・・・」
「じゃあ、とおじにいちゃんおれにおしえて!」
え?
ごめん嘘なんだ、と言おうと思った言葉にかぶせるように真護の声が乗っかって寒咲の耳に入る。
彼はなんといった?
「おれめんきょほしいから、おしえて!!」
ああ、どうしよう。
目の前が真っ暗になる。
真護の瞳はあんなにもきらめいているのに、だ。
だって、すごく、BL漫画っぽい名前なんだもん、いかんよ!いかんよ、ロー●製薬!
わたしのすごいツボに入ってしまって、
このオフ本作りたい!ってくらいはまりましたwwww
たぶん、何CPか書くかもwww
APHならフラルー、DRRR!!はイザシズかユマドタだなあなんて。
なんてね。
とりあえず、懲りなくしょた金受けなんで、気にしない方だけ、つづきで本文です
**キッスのお作法、教えます ちび金編**
寒咲は8つ歳の離れた真護の手をつなぎ繁華街に来ていた。
今日は妹の幹はいない。
右手にまだぷにぷにと柔らかい真護の手を握り、背の低い彼に合わせてゆっくりと道を歩いていく。
ザワザワと喧騒の広がる休日の街。
若い人、年寄り、男、女、一人、二人、グループ様々な人間が広がる場所に、小さい真護はキョロキョロと視線をさまよわせる。
「あれは何?」
「くすりやさん」
「あれは?」
「おうちやさん」
「あのひとたちは?」
「うーん、あれは高校生」
「こうこうせい?」
「おれみたいなやつら」
「へえー」
つないだ手の反対側、真護は自分のあいた右手で街に並ぶものを差しては首を反らせながら寒咲にハテナマークを語尾につけながら問いかけて行く。
寒咲もその何々攻撃を無視するでも無く、ひとつひとつ、彼の分かる理解し得る範囲の言葉で返して行く。
普段、幹の前では兄貴分ぶっているのか、表情が乏しい少年だったが、時折二人で歩く時に見せる、うつむいてはにかむ姿が年相応で、ひどくいとおしく見えた。
「あれは?」
「え?」
「何してるの?」
進んだ先の公園のベンチで、セーラー服の少女と、学ランを着た中学生が二人手をつないで接吻を交わしている。
なに?
無垢な真護の瞳が寒咲を見上げる。
まだこの少年には早い事柄。
純情な真護はその行為が判らない。
「うーん」
寒咲は答えに詰まる。
どう答えていいものか、高校生にもなってきすの一つや二つしたことはあったが、それを小学生の少年にどう伝えるべきかはひどく悩むところだ。
(おれのことばでせいちょうのしかたがかわっちまうかも)
不意に不穏な考えが頭の中を駆け巡る。
変な知識を植え込めば、寒咲に懐いているこの少年は鵜呑みにして間違った知識を【正解】だと思い込んでしまうだろう。
(でも、)
(この年で、いろいろ現実つきつけるのもなー)
うーん
空いた左手を顎に当てて、しばし考えこむと、じいっと丸い黒曜の瞳を持った少年の背丈までかがんでにこりと笑いかける。
「あれは”キス”っていうの」
「きす?」
「そう、すきなひととするやつだ」
よしよし、
寒咲は内心で大きくガッツポーズをする。
これならば間違っていない。
変な夢も、イヤラシイ現実も無い。
客観的な事実、である。
「おれもできる?」
「うーん、真護にはまだ早いかな」
「とおじにいちゃんはした?」
「う・・・・うん、」
純粋な瞳に寒咲の視線がぶれた。
別に一線は越えていないし、子供のような唇を合わせるだけのそれだったのに、なぜどうようする必要があるのだろうか。
(うしろめたくなんか、ない!)
そう心に念じてみても、まっすぐな瞳に心臓がバクバクと脈動する。
首筋まで心臓がせりあがってきているみたいで恥ずかしい。
「なんでとおじにいちゃんはできておれはできないの?」
(なんで?)
(なんでって、なに?)
(なんだろう?)
子供の質問は純粋すぎて時に残酷だ。
知識が無いからか心理を常にまっすぐついてくる。
解らないことは分からないままにしない、わからないならば聞く。
それが彼らにとって善であり、正しい行いだ。
解らないことを解らないままにしてはいけない、そう大人は何どもいう。
だけれど、そう教える大人は知らない。
その言葉がいつか自分の首を締めるということを。
まさに、寒咲の首は大切に育てた弟のような存在にぎりぎりと湿られていて、問われた質問は喉の奥で詰まって言葉にならない。
うまい言い訳も、切り返しも思いつかない。
「うーん」
「・・・・・・」
「それはなー」
回転がいいとは言えない頭をフル回転させる。
ぐるぐるぐるぐる。
「キスには、免許がいるんだ」
「めんきょ?」
「そ、そう、めんきょ!!下ことある人にやり方とか、教わって、他の人としてもいいよ、って言われるまでしちゃだめなんだ!」
言ってしまった。
言ってしまってから、寒咲はひどい虚脱感に襲われた。
夢見がちな妄想は言わないと、そう思っていたのに「キスには免許が必要」なんて与太話を考えつかないがためにポロッと口に出してしまった。
さすがにこんな白々しい嘘は10にも見たない子供だとしてもわかるだろう。
ため息を大きくついて寒咲は目の前の少年に視線を戻す。
「ごめん、真護あれはうs・・・・・」
「じゃあ、とおじにいちゃんおれにおしえて!」
え?
ごめん嘘なんだ、と言おうと思った言葉にかぶせるように真護の声が乗っかって寒咲の耳に入る。
彼はなんといった?
「おれめんきょほしいから、おしえて!!」
ああ、どうしよう。
目の前が真っ暗になる。
真護の瞳はあんなにもきらめいているのに、だ。
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プロフィール
HN:
そらちしいね
年齢:
124
性別:
女性
誕生日:
1900/04/14
職業:
事務員
趣味:
妄想
自己紹介:
空知椎音です。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。
支部にも同時にUPしています。
(10932のみ支部限定)
現在視聴中(ツイッターリアタイ実況)のものは匿名、単車魔法使いです。
アニメ見れてないなあ・・・
お気軽にお声かけください!
リンクは女性向け同人サイト様に限りリンクフリーです。
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