一畳ブログ
空知椎音の妄想を書きなぐる場所です。
801的・同人的要素が強いので、注意してください。
この世のあらゆるものとはまったく無関係な唯の妄想です。
苦手な方はゴーバックプリーズ。
画面からは801mm離れて見やがって下さい。**一部に18歳以上の大きなお友達用の閲覧物があります。18歳未満のお友達は見てはいけません**
舐めとけば治りますから!(千品)
ヤンメガドラマ面白いですね!!
首都犬以来の大ヒットですよ、個人的に!!
まあ、香川とか香川とか香川とか香川とかあれですし、北見でそうにないですけど、
萌えますね!!
もだえます!!
毎回毎回千葉と品川はイチャイチャしますし、練馬とのラブラブタイムもありとか!!
ありがとうTブーS!!
今週も楽しみにしてます!
ってことで、先週の料理が苦手な品川くんからもうそうです!
つづきで本文
**舐めとけば治りますから!**
とんとん、とんとん、と品川家の台所から何かを刻む音が聞こえる。
「品川くん大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろ!!おまえは向こう行ってろ」
気が散る、と対面式のカウンターの前で身を屈め心配そうなまなざしばかり送る千葉に乱暴な言葉を吐きかけた品川は力のはいる肩を揺らしながら、料理を続けていた。
勉強をしよう、と生徒会のメンバーでそんな話が出たのだが結局実際に集合場所の品川家に集まったのは千葉ひとりだった。
さらに運悪く品川の家族は皆出かけていたため食料は自己調達となった。
「僕が作るよ、それか出前にしよう、ね?」
「うるさいっ」
普段ならば率先して出前や外食を選ぶはずの品川が何故か今日に限っては一心不乱に包丁を握りしめまな板にむかっている。
しかし慣れない作業は危なっかしい音ばかり立て、それを見つめる千葉の眉毛は心配そうに垂れ下がりそわそわと大きな体を揺らしていた。
「俺が作るったら作るんだよ!!!――――っつぅ」
どかん、と鬱憤を晴らすように怒鳴り散らし、包丁をまな板に打ちつける品川に、反射的に千葉が体を縮こまらせた。
どんなに長い時間一緒にいてもいつまでたっても慣れることなどなくてむしろ反応速度は以前にも増して早い。
「ど、どうしたの、品川くん」
怒鳴る、喚く、騒ぐのひとりで賑やかな品川が黙り込んでしまったのを見て千葉はゆっくりとカウンターの上に顔を出せば、システムキッチンの前でうずくまる品川が見える。
「品川くん、…だ、大丈夫?」
悲鳴にも近い声をあげて近づけば、品川の手は真っ赤に血塗れていて。青ざめながらもうずくまる品川に視線を合わせた。
「ちょっと滑っただけだ。血は出てるけどかすり傷だ」
「で、でもっ」
怪我をしたはずの品川は、覗き込む千葉よりも平然としている。品川が喧嘩になれているのもあるだろうが、それは単に千葉が大袈裟でしかない、とも取れた。事実、人差し指に一本切り傷があるだけで出血の割に傷は浅いようだ。
「喧嘩の傷に比べりゃかすり傷だぜ」
「で、でも、ばい菌とか入ったらそこから化膿しちゃうよ」
血の滲む左手をぎゅっとつかんで、うるうると瞳を濡らす千葉は2m近いというのにか弱い小型犬を彷彿とさせた。
「こ、こんなもん舐めときゃ治る!!」
無意識にしては近すぎる顔の距離に品川の頬が引きつり強引に腕を振りほどこうと力を入れるも心配そうに見つめる千葉の双眸に無理矢理引き離すことができなくて、諦めたようにため息をつくと肩の力を抜いてうなだれた。
「ほんっっっっとお前は心配性だな…」
「だって品川君の綺麗な手が―――」
「!!そーゆうのはマコトとかの女子にだなぁっ―――」
つい一年と少し前までは部屋に引きこもっていたと思えない浮ついた甘い台詞を平然とした表情でポロポロと零す千葉に、硬派な不良で通していた品川の顔は火がついたように熱を持ち真っ赤に染まった。
「もう、品川くんてばすぐに赤くなるよね。いくら品川くんでも消毒はしなきゃだめだからね」
固くなったり諦めの表情を見せたり赤くなったり叫んだり、ころころと感情のままに表情を変える品川に、始終落ち着いた千葉は何かを決心したかのように息を吐くと鼻前に指を宛てメガネを擦り上げた。きらりと照明に反射して品川からは千葉の瞳がよく見えなかった。形良い唇の両端が綺麗な弧を描くようにつり上がるのだけがはっきりと品川の瞳に焼き付いていた。
「お、おぅ…―――ひぁっ」
唇を尖らせて渋々了承の意を示す品川の口からは力が抜けたか弱い悲鳴だけが白いタイルが光るキッチンに響く。
「な、おまえっ」
「舐めとけば良いって言ったのは品川くんじゃないか」
「そ、それでもなあっ」
掴まえた手のひらをがっちり握りしめ、白い指を千葉はくわえている。そのまま喋っているため、言葉もハ行が混じる不明瞭なものになった。
品川はといえば普段の威勢はどこに行ったのか大人しくなっている。
「品川くん痛かった?」
静かになるなど青天の霹靂。おどおどと体を揺らしながら品川を黙らせた原因のはずの千葉はやはり心配覚めやらぬ面持ちで黙りこくる相手を見つめている。
「痛くねーよ、こそばゆいんだよバカ千葉っ!!」
「ご、ごめん、品川くん」
一人で怒鳴ったり驚いているだけなのだから巻き込まれる千葉が怒られるいわれは全く無いにもかかわらずいわば条件反射のような形で「ごめん」と謝罪の言葉が唇から漏れるようだ。
「あーもうやめだやめ!!」
「え?!」
「千葉のせいで飯の作る気がなくなったわー」
気の抜けた声で一つため息をついたと思うと両の腕を天井に伸ばして品川は大きくあくびをする。驚いた千葉を横目に立ち上がるとすたすたとキッチンを抜けて行く。
「料理は?ねえ品川くん!どこ行くのさ!?」
「バンソーコー。あとよろしく~」
ひらひらともう血が止まったはずの手のひらを振りながらリビングへと消える品川に千葉は、仕方ないなあ、と一人ため息を付いた。
それなのに、見送る瞳はひどく穏やかで嬉しそうだった。
「あれ?品川くん、指どうしたんですか?喧嘩ですか?」
「うるせーよ、喧嘩じゃねえつーの!!」
治ったはずの指にずっと大切そうに絆創膏を貼る品川が生徒会で話題になるのは、またもう少しあとの話。
首都犬以来の大ヒットですよ、個人的に!!
まあ、香川とか香川とか香川とか香川とかあれですし、北見でそうにないですけど、
萌えますね!!
もだえます!!
毎回毎回千葉と品川はイチャイチャしますし、練馬とのラブラブタイムもありとか!!
ありがとうTブーS!!
今週も楽しみにしてます!
ってことで、先週の料理が苦手な品川くんからもうそうです!
つづきで本文
**舐めとけば治りますから!**
とんとん、とんとん、と品川家の台所から何かを刻む音が聞こえる。
「品川くん大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろ!!おまえは向こう行ってろ」
気が散る、と対面式のカウンターの前で身を屈め心配そうなまなざしばかり送る千葉に乱暴な言葉を吐きかけた品川は力のはいる肩を揺らしながら、料理を続けていた。
勉強をしよう、と生徒会のメンバーでそんな話が出たのだが結局実際に集合場所の品川家に集まったのは千葉ひとりだった。
さらに運悪く品川の家族は皆出かけていたため食料は自己調達となった。
「僕が作るよ、それか出前にしよう、ね?」
「うるさいっ」
普段ならば率先して出前や外食を選ぶはずの品川が何故か今日に限っては一心不乱に包丁を握りしめまな板にむかっている。
しかし慣れない作業は危なっかしい音ばかり立て、それを見つめる千葉の眉毛は心配そうに垂れ下がりそわそわと大きな体を揺らしていた。
「俺が作るったら作るんだよ!!!――――っつぅ」
どかん、と鬱憤を晴らすように怒鳴り散らし、包丁をまな板に打ちつける品川に、反射的に千葉が体を縮こまらせた。
どんなに長い時間一緒にいてもいつまでたっても慣れることなどなくてむしろ反応速度は以前にも増して早い。
「ど、どうしたの、品川くん」
怒鳴る、喚く、騒ぐのひとりで賑やかな品川が黙り込んでしまったのを見て千葉はゆっくりとカウンターの上に顔を出せば、システムキッチンの前でうずくまる品川が見える。
「品川くん、…だ、大丈夫?」
悲鳴にも近い声をあげて近づけば、品川の手は真っ赤に血塗れていて。青ざめながらもうずくまる品川に視線を合わせた。
「ちょっと滑っただけだ。血は出てるけどかすり傷だ」
「で、でもっ」
怪我をしたはずの品川は、覗き込む千葉よりも平然としている。品川が喧嘩になれているのもあるだろうが、それは単に千葉が大袈裟でしかない、とも取れた。事実、人差し指に一本切り傷があるだけで出血の割に傷は浅いようだ。
「喧嘩の傷に比べりゃかすり傷だぜ」
「で、でも、ばい菌とか入ったらそこから化膿しちゃうよ」
血の滲む左手をぎゅっとつかんで、うるうると瞳を濡らす千葉は2m近いというのにか弱い小型犬を彷彿とさせた。
「こ、こんなもん舐めときゃ治る!!」
無意識にしては近すぎる顔の距離に品川の頬が引きつり強引に腕を振りほどこうと力を入れるも心配そうに見つめる千葉の双眸に無理矢理引き離すことができなくて、諦めたようにため息をつくと肩の力を抜いてうなだれた。
「ほんっっっっとお前は心配性だな…」
「だって品川君の綺麗な手が―――」
「!!そーゆうのはマコトとかの女子にだなぁっ―――」
つい一年と少し前までは部屋に引きこもっていたと思えない浮ついた甘い台詞を平然とした表情でポロポロと零す千葉に、硬派な不良で通していた品川の顔は火がついたように熱を持ち真っ赤に染まった。
「もう、品川くんてばすぐに赤くなるよね。いくら品川くんでも消毒はしなきゃだめだからね」
固くなったり諦めの表情を見せたり赤くなったり叫んだり、ころころと感情のままに表情を変える品川に、始終落ち着いた千葉は何かを決心したかのように息を吐くと鼻前に指を宛てメガネを擦り上げた。きらりと照明に反射して品川からは千葉の瞳がよく見えなかった。形良い唇の両端が綺麗な弧を描くようにつり上がるのだけがはっきりと品川の瞳に焼き付いていた。
「お、おぅ…―――ひぁっ」
唇を尖らせて渋々了承の意を示す品川の口からは力が抜けたか弱い悲鳴だけが白いタイルが光るキッチンに響く。
「な、おまえっ」
「舐めとけば良いって言ったのは品川くんじゃないか」
「そ、それでもなあっ」
掴まえた手のひらをがっちり握りしめ、白い指を千葉はくわえている。そのまま喋っているため、言葉もハ行が混じる不明瞭なものになった。
品川はといえば普段の威勢はどこに行ったのか大人しくなっている。
「品川くん痛かった?」
静かになるなど青天の霹靂。おどおどと体を揺らしながら品川を黙らせた原因のはずの千葉はやはり心配覚めやらぬ面持ちで黙りこくる相手を見つめている。
「痛くねーよ、こそばゆいんだよバカ千葉っ!!」
「ご、ごめん、品川くん」
一人で怒鳴ったり驚いているだけなのだから巻き込まれる千葉が怒られるいわれは全く無いにもかかわらずいわば条件反射のような形で「ごめん」と謝罪の言葉が唇から漏れるようだ。
「あーもうやめだやめ!!」
「え?!」
「千葉のせいで飯の作る気がなくなったわー」
気の抜けた声で一つため息をついたと思うと両の腕を天井に伸ばして品川は大きくあくびをする。驚いた千葉を横目に立ち上がるとすたすたとキッチンを抜けて行く。
「料理は?ねえ品川くん!どこ行くのさ!?」
「バンソーコー。あとよろしく~」
ひらひらともう血が止まったはずの手のひらを振りながらリビングへと消える品川に千葉は、仕方ないなあ、と一人ため息を付いた。
それなのに、見送る瞳はひどく穏やかで嬉しそうだった。
「あれ?品川くん、指どうしたんですか?喧嘩ですか?」
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アクセス解析
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プロフィール
HN:
そらちしいね
年齢:
124
性別:
女性
誕生日:
1900/04/14
職業:
事務員
趣味:
妄想
自己紹介:
空知椎音です。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。
支部にも同時にUPしています。
(10932のみ支部限定)
現在視聴中(ツイッターリアタイ実況)のものは匿名、単車魔法使いです。
アニメ見れてないなあ・・・
お気軽にお声かけください!
リンクは女性向け同人サイト様に限りリンクフリーです。
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