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襟巻き(司馬昭×劉禅)

 
こんばんわ。
三國無双買いました。
やりました。
萌えました。


で、
どうしてこうなった^q^

いや、萌えましたよ、断金とか神亭一騎打ちとか操惇とか。
普通に。

でも、新キャラにも萌えた。


というか司馬昭が暗愚と呼ばれてきた劉禅に「もっとはやくに会いたかった」とか一緒に隣に並んで飲み会してるとか
にもえた。
不意打ち食らった。

どうしてくれる。


ということで誰得過ぎてごめん。

わたしは萌えるんだ。






続きで本文

 


**襟巻き**




「公嗣」

司馬昭は宮中の中庭にたたずむ劉禅に声をかける。
桃の花が咲き誇る春。
庭の草木は青青とした新芽をのばしだしている。

「ああ、司馬昭殿」

目を細めてふんわりと笑うと劉禅はゆっくりとした動きで司馬昭に振り返り腰を折り臣下の礼を尽くす。
段々と暖かくなる季節に毛皮の混じった外套は暑いのか今日は詰め襟の着物しかまとっていなく、普段は外套で隠されているその細い腰や襟の奥に見える白い首筋が見えて司馬昭はそっと眉を寄せた。

「あまりにも、庭が美しくて・・・・・・見入ってしまっておりました」

一言一言丁寧に言葉を紡ぐ劉禅の傍によるとおもむろに腰にかかる布を一巻はずしそっとその白い首筋に優しく巻き付けた。

「これ、は?」

淡い青の絹の布に驚いたように劉禅は手をかける。
なめらかな肌触りが心地いい。
しかし、なぜ司馬昭が自分にこの絹の布をかけるか見当もつかず上背のある彼をじっと見つめながら問いかけた。

「まだ外套を脱ぐには寒いだろ?公嗣。いきなり薄着すると大変だ」
「ふふふ、・・・・・・申し訳ありません、司馬昭殿。私のことを言うなら、あなたの方がよっぽど薄着だというのに」

口元を押さえ少し目を伏せながら笑みをこぼした劉禅は司馬昭の胸元に手をかけると大きくくつろげられた襟を一つ一手丁寧にただしていく。

「公嗣・・・これだと息苦しいんだよ」

喉元までぴしりと正された襟に司馬昭はため息をついて頭をかく。
劉禅の手が胸元から離れれば筋肉のついた厚い胸板を覆う襟をぐい、と押し広げて元の姿に戻るのだった。

「こんなにあけては、私より先にお風邪を召しますよ?」

そんな姿に目を細めて怒るそぶりもなく普段のたおやかな笑みのまま劉禅は首を傾けながら司馬昭をみて微笑むばかりだ。

「大丈夫、丈夫にできてるからな・・・・・・ふえっ、くしゅっ」
「ほらほら、言っているおそばから」

白い歯を見せて笑った司馬昭は庭から吹いてきた風に一つ豪快なくしゃみを催す。
それをみた劉禅は口元に手を当ててクスクスと笑みをこぼすと懐紙を取り出し司馬昭の顔を優しく拭った。

「悪ぃ、公嗣。ちょっと俺も襟巻きとってくるわ」

頬を赤く染めながらばつが悪そうに眉を下げて笑った司馬昭はくるりときびすを返し自室へと足を進めようと劉禅に背を向ける。
大股で進んでいこうとすると上衣の裾を捕まれてつんのめり転びそうになった。

「公嗣ぃ・・・」

冷や汗をかきながらも余裕のないところは見せられぬ。
至って平静を装い、裾を引っ張った張本人の字を呼びながら足を止める。

「急に引っ張ったら危ないだろ」
「すまない」
「で、どうしたの?」

まだうまい言葉が見つからないのか黙ったまま裾を握りしめる劉禅に向きなおりその足下にかがんでじっっと下からその顔を見上げる。

「私のでよければ使ってくれないだろうか、・・・・・・ここからなら司馬昭殿の部屋よりも私の部屋が近いし」
「へ?公嗣の?」
「私だけが頂くのは、気が引けるから。司馬昭殿がお嫌ではなければ」

司馬昭の驚きの声は裏がえって誰もいない廊下に響く。
困ったように眉尻を下げて微笑む劉禅に大きな瞳をぱちくりと瞬かせた司馬昭は破顔して立ち上がる。

「嫌なわけあるかって」
「ふふふ、それは嬉しい。私の見立てが変でも怒らないでほしい」
「もちろん。公嗣の見立てを喜べど、怒る理由は俺にはないね」

では、こちらだ。
と立ち上がった司馬昭を見上げて劉禅は歩き出す。
未だ握りしめられたままの裾に司馬昭は笑みを禁じられない。
そしてゆっくりとした動作で、半歩先をいく劉禅の細い肩を抱き寄せた。

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空知椎音です。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。

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