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A to Z (姜覇R18)

 
こんばんわ!
またもや誰得姜覇です・・・・。。

こんなコト書いていますが、わたし実は根っからの呉軍ですので。。。。
本命は瑜策なんです
信じてもらえないかもしれないですが。。。。。

もう何がしたいかわからないEROで現パロとかもう・・・・・
ごめんなさい

18歳以下のおともだちは見ちゃダメです



というわけで続きで本文






 




**A to Z**



「で、仲権。なぜ俺に聞く」

アイランド式のキッチンの奥でコーヒーを入れていた伯父の夏侯惇が眉間にしわを寄せて棘のある言葉を向けた。
セミロングの黒髪を一つに結び眼球のない隻眼でギロリと睨まれれば困ったような微笑みを夏侯覇でさえ向けるしかできなかった。

「ほら、こんなこと親父には聞けないでしょ」
「俺には聞けるのにか」
「まー、うーん、伯父さんなら俺の立場も理解してくれるかなーって、孟徳伯父さんが」
「もおおおおおおおとくううううううう!!!」

へらっとした顔で告げれば夏侯惇がキッチンにおかれていたスパイスの小瓶を、リビングでくつろいでいた曹操におもいっきり投げつけた。
かなりのスピードがあったが、よけられぬ曹孟徳のはずもなく片手できれいにキャッチすると、一言。
「あぶないのお」
と特に危機感も持たずにそう告げた。

「困っている甥っ子に助けの手をさしのべるのが伯父のつとめであろう」
「だからってな!男同士のねやの決まり事など!!!」
「なら仕方ない、わしが仲権に直々・・・・・・」

すっと曹操は立ち上がるとキッチンカウンターに肘を突いて二人のやりとりを眺めていた夏侯覇の横に立つと、まだ大人になりきらない丸みの残った腰を抱いてみせる。

「ちょっと、伯父さんそれは」
「孟徳、なぐられたいのか?」
「ふはは、冗談よ。しかし仲権が困っておるのはいささかかわいそうだからの。ポイントだけは教えてやろう」

さして背の変わらぬ伯父がこのとき初めて夏侯覇の目に大きく映った。
自信と気才にあふれる姿。
キッチンの夏侯惇は怒りを通り越してため息しかでていなかったがそれも自分を心配するからこそと知っているだけ、嬉しさがこみ上げてきた。




「無理はするなよ。嫌だったら殴りとばしてでもしなくていい!」

曹操にあらかたの男同士の性行為や、受け入れるための心得を教えられ、顔の強ばる夏侯覇にまたもしかめっ面で夏侯惇が声をかけた。

「だーいじょうぶですって!そんなやわじゃないっすから!」
と伯父の前では強がりを言ってみたものの、一人アパートに戻り、渡されたローションやらローターやらを並べるうちに緊張と受け入れる恐怖がむくりむくりと這いあがってきた。

夏侯覇が同居人であり、恋人の姜維から体を求められたのは数ヶ月前のことだった。
つきあって、3ヶ月たった頃だったからそろそろ、と言う思いはあったのかもしれない。
つきあう前はストレートだった夏侯覇だったから、自分が押し倒されて女役をするとは万に一も思っていなかった。
男同士なら、こすりあって終わりくらいの考えしかなく、姜維の細く綺麗な白い指が夏侯覇の蕾の縁に這わせられたときにあまりの驚きと恐怖に叫び声をあげ突き飛ばしてしまった。
「性急すぎましたね」
と姜維は笑ってくれたが、その夜以降姜維が夏侯覇に触れることはなくなった。

まだ若い性欲を夏侯覇が持て余しているとそっとこすって処理をしてくれるが姜維が自分の前で性欲を明らかにするのはあの夜以外にはみることができなかった。

姜維はひたすらに夏侯覇に優しくした。
その優しさに甘えすぎていたのではないかと時々思う。
周りに自分たちのような同性カップルがいないから聞くことはできないが、それでも(処女だからと言って)自分は姜維に甘えすぎなんじゃないか。

と。


「えーっと、ローションを」

だからみじかな、唯一の同性カップルの伯父に聞きにいったというわけだ。

夏侯惇はともかく遊びなれた曹操のアドバイスは的確で分かりやすかった。
時折夏侯惇を使って実地で教えようとするところがあって甥としては親戚のそんな姿など見るのも恥ずかしく困ってしまったが、それ以外は優秀な教師であった。
夏侯覇が不安に思っていることをすべて見抜いたような話しぶりで聞きたいことをきかずとも答えはすぐに提示された。

夏侯覇は伯父が言われたとおりに手のひらにローションを落としてその指を尻肉の奥のまだ堅い蕾に這わせた。
まだ姜維は大学から帰ってきていなく、カーテンの敷かれた寝室には夏侯覇一人だけだ。
全裸になるのはどうも恥ずかしくて少し丈の長い部屋着のTシャツを羽織りベッドの上で四つ這いになっていた。

「ふぁっ・・・・・・つめ、たっ」

まだ温まりきっていなかったローションの冷たさにキュウと穴が閉まるのがわかる。
それでは指を入れることができないと大きく息を吐いてまだ何者も受け入れたことのない穴に指を差し込んだ。

「ひっ・・・うぅっ」

生理的な嫌悪感に喉がつまり目尻に涙が浮かぶ。
肉を分ける違和感がさらなる緊張を生む。
痛みはないが自らの体を開かれる恐怖にひざを立てた内股がふるふるとふるえた。

(我慢しなきゃ、姜維殿をまた・・・)
もうこれ以上姜維を待たせるのも、前のように突き飛ばして拒絶するのも嫌だった。
少しでも自分で準備をすれば恐怖が和らぐのかもしれないと思ったがなかなかそうはいかないようだ。
こみ上げる恐怖心を押さえ込みながら右手の中指を第二関節まで入れれば鼻から甘い声が抜けるのがわかった。

「ふぅっ・・・・・・ぁん」

ローションも手伝ってか内壁を傷つけることなく夏侯覇の指は未開の肉壷の中に埋め込まれていく。
真っ白になる頭をこらえて曹操に言われてきたことを思い出そうと指を動かす。
(ゆっくり、丸く・・・ゆっくり)
内壁をこするようにゆっくりと内部を広げていく。
ぐちょぐちょとかき混ぜられる度にこぼれる水音が羞恥心を溶かし意識を朦朧とさせた。
気持ちいいか気持ち悪かと聞かれたら首を傾げてしまうが、痛いかどうかと聞かれれば「痛くない」とはっきり言えるほどしかない違和感に夏侯覇の指もだんだんと大胆になってくる。
シーツを堅く握りしめていた指はほどけ、萎え萎んでいた花芯はゆるゆるとだが立ち上がり、ローション以外の物に濡れ始めている。

「きょ、うい・・・どのっ、伯約どのぉ」

中指を前後にゆっくりだが抽挿させてみた。
ぞわぞわと腰のあたりが重くなっていくのがわかる。
普段は仰々しいほどに「姜維殿」と名前で呼んだがポロリといつの間にか字が唇からこぼれ落ちていた。

「・・・・・・ちゅう、けん?」

ぼとりとものが落ちる音と困惑気味の姜維の声が聞こえて夏侯覇は緩慢な動きで声のするほうに視線を向ける。
寝室のドアの前に未だコートを着込んだままの姜維の姿が見えた。

「は、くやく、どの・・・おかえ・・・りなさい」
「・・・・・・」

見られてしまったという羞恥心は心の隅っこに生まれたが気になるほどのことではなかった。
それよりも、固まったまま動かない姜維に不安感が募るばかりで、興奮はどんどんと収まり申し訳ないような気分になってしまう。

「き、姜維殿を受け入れる準備って言うか・・・待たせるのも悪いか、なあって」

もごもごと不明瞭な言葉を紡げば、長い前髪に隠れ表情の見えない姜維がどんどんとちかずいてきたため怖くなってベッドの端へと夏侯覇は逃げる。
それでも距離は詰まるばかりで夏侯覇の体はすっぽりと姜維の腕の中に収まった。

「きょ、きょういどの?」
「伯約と呼んでください」
「は、伯約」

名前を呼ぶこともままならないくらいに緊張している。
胸を裂くくらいに大きな鼓動は密着したからだから姜維に伝わってしまいそうで恥ずかしかった。

「そんな扇情的な姿見たら押し倒してしまいます」
「お、おしたおして、いーから」

肩に顔を埋められ、頬に当たる姜維の栗色の髪の毛がむずがゆい。
ぎゅうと背中から抱きしめる姜維の力がとても心地よくて掠れるような僅かな声だったけれども背中に向かって挿告げた。

「仲権・・・私があなたを押し倒すということは、ここを使うと言うことですよ」

姜維の白い指が先ほどまで夏侯覇が自らの指でほぐしていた後孔に触れる。ローションと指でほぐされた秘孔はくぷりと音を立てたやすく姜維の指を飲み込んだ。

「んっ、・・・だいじょーぶ」

違和感や恐怖心は拭いきれないものの姜維の体をはじき返してまで拒絶するほどではない。
背中を通じて感じることのできる暖かさととくとくと聞こえる鼓動に安心感を覚え両手でシーツを握りしめながら言葉を返した。

「無理、しなくていいですから」
「して、ないって・・・うぁっ、ひぃっ」

内壁をこする姜維の指がだんだんと激しくなって夏侯覇は短く悲鳴を上げながらその行為を受け入れた。
自分で触れるよりも深く強い快感を与えられ触れていないはずの花芯がぽたりぽたりと密を垂らしはじめる。

「嫌だったら言ってくださいね、」

耳朶をかまれながら姜維の甘くとろけるような声が脳を支配する。

もうなにも考えられない。
伯父が言っていた心得も、こうやったら相手が喜ぶといったテクニックも全部真っ白だ。

「だいじょーぶ、だから、さいご、までっ・・・・・ぁ、うぅん」

夏侯覇の言葉は最後まで紡がれることはなく体を反転させられた後、熱い姜維の唇に口づけごと吸い取られていった。

「もう、止められないですからね」

普段は冷静な姜維の頬が赤くなっているのが見え、自分だけじゃなくて相手も緊張しているのだとわかると肩の力がすうっと抜けた。
仰向けになることであいた両手で姜維の首筋に抱きついてその肩口に額を埋める。
がぶりとその首筋に歯をたてた。
肯定の代わりだと姜維も気づいたのかそれから二人の間にはただ甘い吐息しか生まれなかった。

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