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季節外れもいいとこだけど白ビキニは正義だって殿が言ってた(三左)

こんばんわ、しいねです。

またもや頭の悪いタイトルでごめんなさいwww
でもタイトルのとおり頭の悪い話ですwww
どうしようもないですね。


全く紅葉美しい季節だというのに、なぜ白ビキニ

思った皆様。

ちょっと、先日所用で常夏の国に行きまして、そこのビーチでですね
褐色の肌のお姉さまがそのボンキュボンの美しいお体を白ビキニで覆っているのを見ましてね
こう・・・なんというか・・・萌えてしまったんですよ・・・

つまり、褐色に白ビキニは正義!

せんむそキャラだと誰が似合うか考えてみて、
ガラシャ→スク水、濃姫様→紫のパレオ、お市ちゃん→ピンクのフリルビキニ
稲→競泳水着、ギンちゃん→タンキニ、、、、
と考えて言ったら、左近が一番似合うという結論に達したわけです(違う)

という、残念な妄想よりの
残念な小話です。

いや違う。
私が残念ではなく、残念なのは石田三成なんですよね・・・・





続きで本文











**季節外れもいいとこだけど白ビキニは正義だって殿が言ってた**







青い海。

青い空。

白い雲。

燦々と照りつける太陽。

さらさらの砂浜に音をたて打ち付ける波。






「殿!!」

椰子の木陰から叫ぶ左近に、三成は黒い遮光眼鏡を外しながら向き直る。
季節はもう冬に向かう晩秋だと言うのにまるで常夏の気温の海岸に一組の主従はやって来ていた。

「どうした左近」

赤と白のダイバーパンツ型の水着に身を包んだ三成は、白い上着を離さない家臣に目を向けた。

「どうしたもこうしたもないでしょうが!!」

三成に過ぎ足るものがあると形容された希代の軍師は長い黒髪を高い位置で1つに結い上げて柔らかな乳白のうなじを灼熱の日差しにさらしている。

「神無月に真夏の海だとか、時代のおかしい着衣などはいいとしましょう!ですがね!!」

ふむ?
と左近の苛烈な言い訳を首をかしげながら聞く三成の顔にぱすっと真っ白な布が当たる。

顔に当たって落ちた布を手に取れば二つの山を覆うようにできた胸当てであった。

「……左近、着なかったのか」
「着るわけ無いでしょう!?」

白く光沢のあるそれを手に取り残念そうに眺める三成に、左近は憤慨したように顔を赤らめて主人に詰め寄った。

「女性用ですよ、殿」
「わかっている」
「なら…どうして」
「欲望には逆らえまい」

凛として堂々。
そう形容するに相応しい三成の姿に普段なれば『流石殿』と左近も絶賛するような態度である。
しかしながら左近の水着姿に対して講評を述べ出すようなこの状況では、若い主人を尊敬してやまない左近とはいえ、あぁ、と嘆きの声をあげて泣き崩れるしかない。


「殿…あんた…ねぇ」

頭を抱えてうずくまる左近に視線を合わせるようにしゃがみこんだ三成は、ガシッと薄布の掛かったその双肩を掴み真っ直ぐな瞳を向けた。

「左近」
「……へ?何ですかい?そんなに真面目な顔なんかして」

不意に向けられた真剣な眼差しに今までうなだれていた左近の顔がゆっくりと上げられる。
いったいどうしたと言うんだろうか。
先程までふざけていたのに。
怪訝そうに眉間にシワを寄せれば、真面目な真顔の三成の口が開かれた。





「もしやその上着の下は…裸とか」






「ッ!?……んな訳ないでしょーが!!」




ばすん。

どすん。

どこからともなく現れた大剣が旋回し三成を吹っ飛ばす。
轟音と派手な砂煙と共に空に投げ出された三成は綺麗な伸身三回転半ひねりをこなしながら白い砂浜に着地した。

回転する攻撃によって生まれた遠心力で白い上着がはだけ、割れた腹筋や盛り上がった胸筋が真夏の陽射しの元に露になる。
そして、三成が始終気にしていた下半身は。

「小さな布地…それはまたそれでそそるな…」

用意されていた女性用の水着の真っ白なビキニで。
左近の小さくはない男の証が詰め込まれもっこりと膨らんだ下腹部によって白く薄い生地がさらに引き伸ばされそのしたの赤黒い肌を透かし見ることができそうであった。
あんなにも力強く吹き飛ばされてもなお傷ひとつ追わず、寧ろ雑念がさらに吹っ飛んだような清々しい表情の三成が砂浜の上に立ち上がり、怒りや何やら複雑な感情で疲弊して肩で息をする左近に近づいていく。

「目が腐ってるんじゃあないんですか」

したなめずりをして興奮収まらないといった様相の三成に向かって左近は悪態をつく。
見目麗しい殿の悪食とも言える左近への執着と独占欲とぶつけられる劣情にはほとほと辟易していたところだった。

おなごの居ない戦場ならまだしも、平時であれば引く手あまたであろう。
そんな美形な容姿を持ち合わせているのに、決まった閨の相手は不惑を過ぎた軍師の左近一人。
衆道とは巷でもよく耳にする風習ではあるが、大抵はまだ幼い小姓を相手にするもので、こんな中年としか言えない色気もなにも無い男とまぐわうなど、左近にしてみれば悪趣味としか言いようがなかった。


「視力は良いぞ」
「嗜好の問題ですよ」
「ふむ」

しかし悪趣味な主人と左近の間には詰められない体格差があるわけだから、背の低い三成の押しの強さくらいどうにかすれば免れるはずであった。
それなのに、今日も同様に悪態をつきつつもこうやって椰子の木陰の白い砂浜の上に押し倒されてしまうのだ。


こうなれば悪趣味で悪食なのがどちらだがわからない。
それでも構わないなどと思ってしまうのだけれども、それが情愛によるものかただの惰性かなんて左近にはわかるわけがなかった。


「どちらでも構わんだろう」
「呑気ですね…」

押し倒した左近の腰の上に跨がりニヤリと口角を上げる三成を見つめる。

「俺は左近に欲情する、逆も然り。それだけの事実で充分だろう」

白い砂浜に投げ出された結髪を片手でとけば、さらりとした長髪が海風に波のように広がった。

左近はその眩しさに思わず目を細める。
眩しいのは太陽か、それとも別のなにかなのかわからないままに。








**続き?気が向いたらね




 

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