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聞こえていない(ブチャミス)

 

ジョジョリオンが連載2回目で
おえああえあえあえあえあえあえあ?な展開になってきて
頭が回りません!
それにしても康穂かわいいよ康穂。

ジョ女キャラは寄せてあげたりシリコンだったり詰め物したりで偽物デフォなんかな?
うちの相棒さん(ジョジョオタ)と、ジョ女キャラで一番純粋に胸が大きいのはだあれ!
ってして
出てきたのがリサリサ先生だけだったよ!!

私「ジョリーン!」
相棒「筋肉だよあれは。おっぱいじゃない」
私「ゆかこ!」
相棒「多分スレンダーだね」
私「スージーQ!!」
相棒「つるぺた」
私「FF!!」
相棒「まな板!」

おおおおおおおうふ。
なんということでしょう・・・・・
恐ろしい男のおっぱいトーク・・・・

なんだよそのおっぱいを思うその視線怖いわ!!


とおもいつつ、
5部ブチャミスです。

ミスタかわいいよミスタ。
ワキガでも、指に毛が生えててもかわいいよ可愛い!!!

ってことです。

というか
甘えミスタを書きたいのです。

ジョルミスだと、ジョルノが年下甘え攻撃を使ってきそうなのでダメです。
なので、ミスタをおもいっきり甘やかせてくれるのはブチャだと思います
さすが幹部”!!!
あ、でも
ジョルノ加入前って感じでよろです。

そして、イタリア語わかんないからエキサイトさんで調べてみたけどよくわかんねえ!!!!




続きで本文





 


**聞こえていない**



 
いくら組織の下部構成員といえ背負う仕事は少なくはない。
フーゴのような頭の回転力もないからミスタの仕事と言えば、巡回や治安統制、下手すれば暗殺…などと肉体労働が多い。
いくらミスタが若く体力が有り余っているからといって疲れない、なんて嘘だった。

「ブチャラティぃ~」

アジトのドアを開けて疲れに肩をおとしたミスタは弱々とした声音で上司の名を呼んだ。
広いリビングの真ん中のソファーで新聞を黙々と読んでいたブチャラティはちらりと玄関のミスタを見やる。

「どうした、元気がないな」

肩を落とすミスタの体に外傷が無いのを確認すると、すぐにブチャラティは新聞に目線を戻した。
ターゲットの愛人が云々、拠点にしていたホテルの飯が不味い、ピストルズの夜泣きが激しい…等々ミスタが悲痛な面持ちで語りかけてもブチャラティは感情のこもらない声で「そうか」と短く返すだけだ。

「なんだよぉ、つまんねぇなあ」

つれない態度にプクゥと左ほほを膨らませたミスタは、ビロォド張りのソファに乗せられたブチャラティの膝元まで近寄ると、毛足の長い絨毯の上に腰を下ろす。
正座を崩したような座りかたをすれば、丁度ソファの上のブチャラティの膝が目の前に現れた。
ちょこん、とその白黒のスーツに固められた足の上に顎を載せる。

「なぁ、ブチャラティ」
「あぁ」

上目使いに相手を見上げても新聞と逆光に邪魔されてブチャラティの顔は見えない。
心のこもらない返事にミスタの機嫌は右下がりに傾くばかりだ。

せっかく仕事を頑張って終わらせてきたんだから労いの言葉のひとつくらい、なんて我が儘のようなことは口にできるはずもない。
自分以外のメンバーも各々任務をこなしているし、優雅に新聞を読むブチャラティだってチームリーダーとして自分より難しいことをこなしている。
しかもミスタに与えられた本日の任務は尾行と張り込みだ。
戦闘にもならなかったし、ただ見ているだけでよかった。
危険や難易度なんて0に等しい。

「ブチャラティ、」
「あぁ」

それでも、労いの言葉や優しい誉め言葉が欲しいと思うのは我が儘だろうか。
ブチャラティの固い膝に額をつけてため息混じりに名前を呼ぶ。

二十歳にも満たない年齢のミスタだが、チームの中では年長の部類になる。リーダーのブチャラティとアバッキオの二人が二十歳で頭ひとつ抜けているからか10代のメンバーの中ではでうしても『兄貴』の立ち位置にならざるを得ない。
10代といっても判断力のある手のかからないやつらだ。
ミスタの手を煩わせることも、変に甘えてくることもない。
だからというわけでもないが、聞き分けのよい年下のメンバーを傍目に子供じみた甘えを見せたくはなかった。

「つかれたあ」
「あぁ」

筋肉質の太ももに額を寄せる。
固い感触のせいでミスタの顔の方が痛い。
上質なブチャラティのスーツをなでて甘えたような言葉を投げる。
普段ならどこから発声しているかも見当がつかない甘い声に戸惑いながらもアジトに誰もいない『安心感』というやつがミスタを弱くさせる。

「聞いてる?」
「あぁ」
「マジ?」
「あぁ」

膝に載せた頭を少し持ち上げてブチャラティの表情を見つめるも、残念ながらその顔は新聞の影に隠れていてよく見えない。
返事も一言相づちを返すだけで聞いているのかが中々判別できない。
スーツの裾をつまんでみたり、膝に頬をすり寄せてみたりとアクションを起こしてみてもブチャラティの新聞を読む手は止まらない。

(もしかして、『聞こえてない』のか?)

ミスタの頭の中に疑問が浮かぶ。
ミスタのちょっかいにも反応しない、声にも曖昧な相槌しか返さないところをみると、ブチャラティは『集中』しているようだ。
ミスタの声が聞こえないほどに。そう考えれば『反応しない』ことに合点がいく。

「ブチャラティ、好きだぜぇ」
「ああ」

普段なら真っ赤になって絶対に相手に言えないような言葉を放つ。
『聞こえていない』という『安心感』はミスタの心の『鍵』を溶かしていく。
どうせ『聞こえていない』なら『言わなかった』と同義ではないかと思うのだ。

「今日泊まりいっていいか?」
「ああ」

現に甘い言葉をミスタがどんなに呟いたとしてもブチャラティの相槌のトーンは変化しない。
普段と寸分の違いがないのだ。
それは味気なく歯痒いところもあるのだがただ甘えたいだけの時には都合がいい。
『自尊心』も捨てて身を委ねることなんて早々できやしないのだから。

筋肉質の太股に手を這わせる。
布越しに伝わるブチャラティの温もりに目を細めた。

「なぁ、ブチャラティ」
「あぁ」
「………キス、して」

素面なら――今も充分素面なのだが――絶対に、口がさけても言えない言葉を口にする。
おねだりなんてガラじゃない。
だから、叶わないと解っていたから言ってみた。

確かに口づけして欲しかった。真っ直ぐな視線を一身に浴びたい気分だった。
けれどもこんなこと『聞こえていない』から言える言葉で。
その言葉を放った瞬間に後悔と恥ずかしさが全身を包みミスタは顔を伏せてしまう。

与えられるはずのない『Si』の一言を期待して。

「あー、『アレ』はう――」
「構わない、ミスタ…顔を上げろ」
「ぶ…ブチャラティ?」

『聞こえていない』はずの相手に『嘘』だと弁解しようとしたときだった。
ガサリと広げられていたはずの新聞が音を立てて閉じたかと思うとブチャラティの真っ直ぐな瞳とかち合った。

「聴こえて…た?」
「あぁ」

顔が赤く染まるのがわかる。
心臓が飛び出るくらいに鼓動が激しさを増している。
見つめるブチャラティには茶化す素振りなど見えなく、普段のあの真っ直ぐで真摯な瞳だけがそこにあった。

「いつ、から?」

のどがカラカラだ。
絶対に『聞こえていない』と思っていたからの言葉なのに、自分の気付かないところで聞いていたなんて、ひどい反則だ。

「最初から聞いていた。信じられないならアバッキオに『再生』させよう」
「いやいやいやいやッ!それはしなくていいッ!!」

立ち上がって過去を再生させようとするブチャラティの腰に腕を回してミスタはそれを必死に止める。
聞かれていたことだけでも恥ずかしいのにそれをまた第三者の視点でリプレイされるのなんざ耐えられるはずもない。

「そうか」
「あぁ、…ったく。聞いてるならそれなりのさぁ」
「返事はしただろう?」

拍子抜けだと、ミスタは立ち上がって帽子をはずすと短く切り揃えられた髪をがしがしとかきむしった。
自らの腰に伸びる白い腕に気づくこともなく。

「あんなんじゃわかんねえよ」
「なら」

強い力で引き寄せられれば二人の鼻筋が触れるほどまでに体が近づく。
剥き出しのミスタの額にさらさらとしたブチャラティの黒髪が触れた。
ブチャラティの透き通った虹彩に真っ赤になった自分の顔が映っている。

「ならば望みのままに」

柔らかな声に包まれていく。
急にもたらされた甘い空気に耐えられなくてミスタは瞳を閉じた。
「Ti amo.」
そう呟かれた声以外はもうなにも聞こえなかった。

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空知椎音です。
日記という名の萌がたり・妄想垂れ流し、アニメリアタイ実況、マンガ感想などはだいたいツイッターで垂れ流しています。
こちらは完全に小説置き場になっていますので、日常日記はほぼありません。

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